子どもの自己肯定感を高めることは、とても大切です。ですが、それと同じくらい、親自身の自己肯定感を高めることも大切です。
なぜなら、親の自己肯定感が高いと、子どもの自己肯定感も高まるからです。
今回は、親の自己肯定感を高める方法をお伝えします。

親である自分の自己肯定感を高める方法
方法1:自分に対してポジティブな言葉・優しい言葉をかける
あなたは普段、自分に対して、否定的な言葉を使っていませんか?
- 「私なんかが頑張っても、どうせ…」
- 「なんて自分はだめなんだろう」
- 「なんで私はこんなこともできないんだろう」
このような、自分に対して、ついつい厳しい言い方や、ネガティブな言い方をしてしまっているのではないでしょうか。
でもこれが、あなたにとって大切な人だったりしたら、どうでしょう?
否定するような言葉を使うことは控えるのではないでしょうか。
それは、大切なその人を傷つけたくなかったり、元気を出してほしかったりするからですよね。
私たちは、つい忘れがちになってしまいますが、自分だって大切な存在です。
それなのに、言葉をかける相手が自分になった途端、当たり前のように、ネガティブで厳しく否定する言葉ばかりを使ってしまいます。
心の中で言っている言葉をインナーボイスと言います。
自分自身の自己肯定感を高めるためには、否定的なインナーボイスをやめ、ポジティブなインナーボイスを使うことが重要です。
インナーボイスとは?
自分の中の声。インナーボイスがネガティブだと、自己肯定感が低下していく。
インナーボイスをポジティブにすると、自己肯定感が高まっていく。
自分に対して、ポジティブな言葉や優しい言葉を使うことを心がけてみましょう。
- 「うまくいかなかったけど、私はがんばった」
- 「前よりほんの少しだけど進歩したな。すごい!」
- 「私はこれはできないけど、こんなことができる!」
このように、自分に対してポジティブな言葉かけを繰り返すことで、自分自身の自己肯定感を高めていくことができます。
親である自分自身にポジティブな言葉をかけることが身につくと、子どもに対してもポジティブな声かけができ、子供の自己肯定感も高めていくことができますよ!
方法2:自分の感情を受け入れる
”自己肯定感を持つ”とは、自分自身をそのまま受け入れるということです。
でも、”そのまま受け入れる”というのが、よくわからないのではないでしょうか。”自分で自分を受け入れる”というのが、具体的にどうすることなのかイメージできないと、やってみることはできませんよね。
そこで、自分を受け入れられるようになるための初手として試していただきたいのが、「自分の感情を受け入れる」ということなんです。
”自分”にはいろんな要素がありますが、感情もその一つです。
感情は、自分でコントロールできるものではなく、自然に湧き上がってきます。
嬉しい、楽しい、悲しい、イライラ、嫉妬…。
さまざまな感情を、私たちは、日々感じながら生きています。
嬉しさや楽しさなどのポジティブな感情は、たくさん感じたいものなので、受け入れることは簡単です。
一方、悲しみやイライラ、嫉妬などのネガティブな感情は、できれば感じたくないですよね。
しかし、ネガティブな感情こそ、受け入れることで、自分を受け入れることができるようになるのです。
例えば、ネガティブな感情として、”イライラ”を感じたとします。子育てしていると、イライラする気持ちになることもよくありますよね。
こんなとき、あなたはイライラした自分をどのように感じているでしょうか。
- こんなことでイライラして、私はダメなお母さんだな…
- こんな些細なことでイライラしちゃダメだ!
- 落ち着かなきゃ、落ち着かなきゃ…
こんなふうに、イライラの気持ちを鎮めようとしたり、イライラの感情を否定したりするかもしれません。
ですが、自分の感情を押さえつけたり否定したりすると、返って「イライラするダメな自分」を、無意識のうちに強調してしまうのです。
だから、まずは否定しないことを心がけましょう。
イライラの感情であっても、悲しみや嫉妬の感情であっても、抵抗したり否定したりせず、
- イライラしているんだな
- 悲しいんだな
- 嫉妬してるんだな
と、ネガティブな感情の存在と、それを感じてる自分を受け入れるのです。
ネガティブな感情も、自分の一部です。
ネガティブな感情を受け入れることが、自分自身を受け入れる経験となり、それを積み重ねることで、自己肯定感を高めていくことができるのです。
自分のネガティブな感情を受け入れ、「どんな自分も存在してもいいんだ」と感じることが大切です。
親が自分のネガティブな感情を受け入れることができれば、子どものネガティブな感情も受け入れることができます。
「この子は今、不安を感じているんだな」
「この子はあのときイライラしていたんだな」
そう理解し、受け入れてあげることで、子どもも自分自身を受け入れる方法を身につけていけるでしょう。
方法3:自分の欠点を受け入れる
感情が自分の一部であるのと同様に、自分の欠点も自分の一部です。
自分の欠点を否定することも、自分自身を否定することに繋がってしまいます。
自分の欠点や短所に注意が向くと、「こんな自分は嫌だ!」と思ってしまいますよね。
しかし、自己肯定感を持つということは、そんな自分の欠点や短所さえも肯定し、受け入れることです。
では、「自分の欠点を受け入れる」とは、どうすればいいのでしょうか?
私は、自分のことを、自分が大切に思っている人と同じように扱うということだと考えています。
例えば、人は誰でも欠点を持っていますし、短所があります。
あなたが好きな人にも、もちろん欠点も短所もあるはずです。
あなたの大切な人が、その人自身のことを「こんな欠点があるから嫌だ」とか「私は短所だらけだ」と思っていたとしても、あなたがその人を大切に思う気持ちは変わりませんし、まして嫌いになったりなんてしないですよね。
自分の欠点を受け入れることは、これに似ていると思うのです。
自分には欠点があるけど、それでいい。自分には価値は、どんなことがあっても変わらない。欠点があっても、私は私を大切にしよう。
そう思うことが、自分の欠点を受け入れることなのです。
自分の欠点の存在を受け入れましょう。
親自身が自分の欠点を受け入れ、前向きに生きている姿を子どもが見ることで、子どもも、自分自身の欠点を受け入れられるようになります。
方法4:他人と比較しない
人は、他人と比較することで、自分が社会においてどの立ち位置にいるのか、どんな強みがあるのか、どんな点で助けを必要とするのかを測ります。
これは、人間なら、誰もが自然とやっていることです。
私たちは、他人と自分を比較しようとして、意識的に比較しているわけではありません。いつの間にか、
- 「あの人はこんなことができるのに、私はできない」
- 「あの人はこんなものを持っているのに、私は持っていない」
と、誰かと自分を比べて、自分が劣っているように感じ、落ち込んでしまいます。
他人との比較は、適切に行えば有益なものです。
でも、過剰な比較は有害です。
自分の心に影を落とすほど比較する必要はありません。
誰かが持っているものを自分が持っていなくても、誰かが持っていないものを自分が持っていることもある。
何もかもを持っている人はいません。
しかし、他人との比較は、いつの間にか始まっています。
ですから、比較そのものを止めることは難しいのです。
代わりに、比較が始まったら、なるべく早い段階で、意識的に比較するのをやめてしまいましょう。
比較すると、落ち込んで、ネガティブな気持ちになります。
まずは、このネガティブな感情に気付くことが大切です。
気付くことで、他人と比較している自分を止めるチャンスが生まれます。
もし、比較を止められず落ち込んでしまっても、「方法1」のように、自分にポジティブな言葉や優しい言葉をかけてあげましょう。
自分自身で自己肯定感を高めようとする意欲があれば、きっと、ネガティブな思考は手放せます。
他人との比較をやめ、自分自身の価値に目を向けることで、自己肯定感を高めていくことができます。
このことによって、子どもに対しても、よその子どもと比べてしまうことなく、子ども自身の価値や能力に目を向けられるようになります。
また、子ども自身が他人との比較によって落ち込んでいても、優しく、ポジティブに励まし、子供の自己肯定感を高めるための子育てができます。
こんな記事も書いていますので、よろしければ参考に↓

さいごに
親自身の自己肯定感が高まることで、子育てはより良いものになり、子どもに対しても優しくポジティブに、肯定的に接することができるようになります。
また、親自身も悩みの多くを手放し、生きやすくなっていきます。
子育てに悩んでいる方は、ぜひ、ご自身の自己肯定感を高めてみてください。


