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”期待”について思うこと。|「親→子ども」の期待、「子ども→親」の期待

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可愛い我が子に期待をかけるってこと、親なら多かれ少なかれあると思います。

「こんなふうに育ってほしいな」
「こんなふうになってほしいな」

という、希望のような期待もあれば、

「こんなふうにはなってほしくないな」

みたいな期待もあるかもしれません。

私も、子どもには、いつの間にか期待をしていますし、それは親なら自然なことなのだろうなーと思います。

でも、大きすぎる期待は、子どもにプレッシャーを感じさせる可能性もありますし、そのプレッシャーが良い方向に働くことも、悪い方向に働くこともあります。

実際、親の期待が大きすぎて、学校での荒れてしまうという話も聞いたりします。

今回は、子供にかける”期待”について、私の考えをお話していこうと思います。

目次

期待ってどんな感情か?

そもそも、”期待”って、どんなものでしょう? 

私は、つい最近、期待について、見直す機会がありました。それは、自分が他者に対して抱いた期待の気持ちが裏切られたように感じたのがきっかけでした。(詳しくはこちら→ 期待|2023/05/31

期待って、願望に近いものだと思うんです。

「こうしてほしい」
「こう言ってほしい」
「こう思ってほしい」

願望は、それが叶えられなかったとき、悲しくなったりしますし、腹が立ったりします。

期待が他者に対するものである場合、期待通りになるかは相手次第です。

でも、期待通りにならなかったとして、それは期待通りにしてくれなかった他者のせいなのでしょうか?

期待は他者に伝わることもありますが、具体的にどうすれば期待に応えられるのか、他者にはわからないことがほとんどです。

つまり、自分の期待通りにならなかったとしても、それは他者のせいではないと思うのです。

逆の立場だったらどうでしょう?

どうやら相手は、私に何か言ってほしい言葉があるらしい。
でも、それが何かはわからない。
期待に応えてあげれたら、私も嬉しい。
とはいえ、どういえば正解なのかわからない。

それなりにプレッシャーを感じます。また、プレッシャーを感じつつも、期待に応えたいと思いますが、相手にとっての正解がわからないので、自分なりに考えるしかありません。

それでも、考えに考えて繰り出した言葉に、相手がガッカリした顔をしたとしたら?

そんなの仕方ないじゃん!

と思いますよね。

つまり、期待とは、自分本位の考え方であり、他者が自分の期待に応えられなかったとしても、それは仕方ないことなのです。

一方で、期待されたら嬉しい気持ちもあります。

期待は、ある種、信頼関係があるからこそ生まれる感情です。

相手にとって、「自分は、期待に応えてくれるかもしれない存在なのだ」と思うことは、誇らしい気持ちを感じさせます。

子どもにとって、親からの期待も、そのようなものだと思うのです。

期待とは?
期待通りでなくても、期待に応えられなかった人が悪いわけではない。
でも、期待されることで、誇らしさを感じられる。

子どもが感じる”親からの期待”

親から期待されることは、子どもにとって、誇らしく感じられることです。

「お母さんにとって、自分は期待をかけてもらえるだけの存在なのだ」

そう思えることで嬉しく感じるでしょうし、やる気にも繋がります。

しかし、過剰な期待はプレッシャーとなります。

親からの期待が、子どもにとって重すぎるものだった場合、子どもは心のバランスを崩す可能性があります。

「期待に沿えなかったらどうしよう」

そう思うことは、子どもの負担になる可能性があるのです。

ではどうすればいいのか?

親から子どもへの、適切な期待のかけ方

子どもに対して、親から期待をかけることは、子どもにとって、良い刺激になると思います。ですから、期待自体は悪いものではありません。

むしろ、積極的に期待してあげていいと思います。

  • 「がんばって!」
  • 「応援してるよ!」
  • 「きっとできるよ!」

こんなふうに、親が子どもに対して声をかけることは、子どもに勇気とやる気を与えるはずです。

でも、もし期待通りの結果を得られなかったとしたら?

期待は未来にかけるものですから、結果が良いものであるとは限りません。期待通りにならないことも、もちろんあります。大切なのは、期待通りにならなかったときの親の態度だと思うのです。

  • 「なんでこんなふうにしちゃったの?」
  • 「あーあ、こうしてればよかったのに」
  • 「もっとがんばりなよ」

こんなふうに言われると、子どもは、

「期待に応えられなかった自分が悪いのだ」

と思ってしまいます。

でも、期待に応えられなかった子どもが悪いのでしょうか?

期待とは、期待を持つ側の勝手な願望です。期待に応えられなかったとしても、子どものせいではないのです。

親は、期待が子どものやる気を刺激するものだと理解しつつ、それが自分本位な思いなのだということも自覚しておくことが必要です。

期待通りの結果を得られなかったことに、親はがっかりするかもしれません。しかし、子どもも、親の期待にこたえられなかったことに、そんな自分に、ガッカリしているはずです。

そんな子どもに、子どもの頑張りを否定するような言葉をかけることは、子どもの自己肯定感を下げることにつながってしまいます。それは避けたいですよね。

ですから親は、子どもが親の期待に応えられなかった場合、子どもの頑張りを認めるような声かけをしてあげるといいと思います。

  • 「がんばったね!」
  • 「頑張ってる姿が見られて、嬉しかったよ!」
  • 「〇〇なところが良かったと思う!」

こんなふうに言われれば、ガッカリした子どもの気持ちも、少しは救われるかもしれません。少なくとも、責められるよりは、全然いいはずです。

親が受容的な声かけをすることで、

「次はもっとがんばろー」

と思える可能性があります。

ただここで1つ注意点が!

「受容的な声かけによって、子どもがやる気を取り戻してくれるかも」

というのも、”親の期待”です。つまり、子どもが、親の思った通りに立ち直れなかったとしても、それは子どものせいではないということです。

期待は、”自分が思うように”という気持ちが含まれがちです。親が思ったタイミングや早さで立ち直ることを望んでしまうのです。

でも、ガッカリした気持ちから立ち直るタイミングは、人によって、子どもによって違います

ですから、親の期待通りにやる気が回復しなくても、子どもを責めることなく、子どもを信じてあげることが大切だと思うのです。

適切な期待とは?
期待を伝える→OK!
しかし、期待通りにならなくても、子どもを責めないこと!
受容的な声かけをすることで、立ち直りを助け、次への意欲に繋がる。
ただ、早く立ち直ることへの過剰な期待にも注意が必要

子供から親への期待について

さて。ここで視点を変えて、子どもから親への期待についても、考えてみたいと思います。

期待するのは親だけではありませんよね。子どもが親に、何かしら期待する場面も存在します。おもちゃを買ってほしいなーとか、お小遣いほしいなーとか。

とはいえ、理屈は同じです。期待通りでなくても、期待に応えられなかった人のせいではありません。

ですから、子どもの期待通りにできなかったとしても、親は、自分を責める必要はないということです。

もちろん、変に期待させるような発言をしてはいけないとは思います。親が自分から子どもの期待を膨らませたのなら、それは親にも改めるべきところがあると言わざるを得ません。

でもそうでないのなら、親は、子どもに期待に応えられないことで、親としての自分を否定的に捉えなくてもよいと思うのです。

「親が自分の期待に応えてくれない」という場面も、自分が期待に応えられなかったときのように、子どもはガッカリした気持ちになる可能性があります。

しかし、これからの人生で、相手が自分の期待に応えてくれないという場面は、きっとたくさんありますよね。

そんなときのために、「期待に応えてもらえなかったことを、どんなふうに受け止めればいいのか?を、親とのやりとりの中で学んでいくことは、とてもいい経験になります。

親は、”自分が子どもの期待に応えられないときに、どんな行動をするか”によって、子どもに精神的な経験と学びを与えることができるのです。

子供の期待に応えられないときの親の対応として、大切なのは以下のポイントです。

  • 「ごめんね」という気持ちがあることを、言葉と態度で伝える
  • 期待に応えられない理由を、分かりやすく伝える

まず、申し訳なく思っていることを、言葉と態度で伝わるように配慮しましょう。

言葉だけでなく、態度でも申し訳なく思っていることを伝えることがポイントです。

親が態度でも示すことで、子どもは自分が尊重されていることを感じるとともに、申し訳ないと思っているときに、どのような態度をとるべきなのかを学ぶことができます。

また、期待に応えられない理由を、子どもにも分かるように説明してあげましょう。

ガッカリした気持ちを、子どもは親にどうにかしてもらうだけでなく、自分でも処理していかなければなりません。そのための材料として、子どもが「仕方ないんだ」と思えるための材料を提供することは、大切なことです。

そして、理由をキチンと説明することによっても、子どもは自分が尊重されていることを感じることができます。

あなたが子どもの期待に応えられなかったとしても、決して自分を責めないでください。代わりに、子どもに真摯に向き合いましょう。その態度が、長い目で見たときに、子どもにとっても、親である自分にとっても、いい影響を与えてくれるはずです。

子どもの期待に応えられないときの対応
「ごめんね」の気持ちを、言葉と態度で示す
期待に応えられない理由を説明する
親の対応によって、いろんなことを、子どもに教えることができる!

さいごに

ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

期待は、自然な感情です。親が子どもにかける期待も、子どもが親に期待することも、よくあることです。

でも、それらは、親の対応によって、ポジティブなものにも、ネガティブなものにもなります。

親が自分の感情と向き合い、自分も子供も、どちらも大切にする態度が、子育てには大切なのだと思います。

”期待”を、子どもの学びと成長、親自身の学びと成長につなげられるといいですね。

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この記事を書いた人

経験年数18年の作業療法士。3人の母親。親としての自分や自分の子育てに自信が持てず、悩みを抱えていたが、自分に向き合うことで、自分らしく子育てできるようになる。今は、自分らしい子育てのために、親が自分自身と向き合うことの大切さを伝えるために、情報発信中。

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