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「子供を尊重する」ってどうすること?

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「子供の自己肯定感を高めたければ、子供の意見を尊重するようにしましょう」

と言われても、いつでも全面的に尊重できる場面ばかりではありませんよね。

今回は、

  • 子供を尊重するとはどういうことか?
  • 子供を尊重するには、具体的にどうすればいいのか?

について考えていきます。

目次

「子供を尊重する」とは?

「子供を尊重する」とはどういうことか?というと、

  • 子供には、人としての権利があることを認めること
  • 子供が権利を行使することを支援すること

この2つの意味があると、私は考えています。

子供が持っている権利

子供にはそれぞれ、人格があります。この世に生まれた、一人の人間であり、親とは違う人格を持ち、個性があり、自分の人生を歩んでいく権利を持っています。いくら幼く未熟であろうと、そのことは疑いようがありません。

また、子供は、自分の意思を持っています。何がしたいのか、何をしたくないのかなど、自分の思いを持つ権利があります。

そして、それらの意志を、また、自分の考えを他者に伝える権利も持っています。

子供の尊重=子供の権利を認め、支援する

「子供を尊重する」とは、まず、上記のような権利を子供が持っていることを認めることです。

ですが、子供は、まだ未熟であることも多く、成長段階の存在です。さまざまな権利があろうと、それをうまく使いこなすことができません。

子供は子供なりに、それぞれに考えを持っていますが、それをうまく伝えることができないことがあります。自覚していないことも多々あるでしょう。自覚して、他者に伝えるため、伝える能力を手に入れるためには、周りにいる大人による支援が必要です。

また、子供は、自分がどうしたいのかを伝えることができます。したくないことを伝えることもできます。でも、いつもうまく伝えられるわけではありません。自分の思いを認識し、伝えるためにも、伝える能力を獲得するためにも、大人の支援が必要です。

そして、自分の人生を歩み、一人の人として生きていく権利を持っていますが、生まれた直後から、一人でいきていけるわけではありません。子供のうちは、衣食住はもちろん、さまざまな支援が必要です。

「子供を尊重する」とは、子供がもつ権利を認めた上で、それらの権利による行動を支援することです。

子供を尊重するための態度

子供を尊重するには、大人は子供と、どのように接すればいいのでしょうか。

まずは、子供が意見を述べるときには、それを真剣に聞く態度を持ちましょう。子供の意見や意思決定を蔑ろにせず、大切に扱おうとすることが大切です。

また、普段から、子供が意見を言いやすい関係を作っておくことも大切です。そのためには、基本的に優しい態度でいることが望ましいです。暴力や暴言は、もちろん使ってはいけません。子供が萎縮したり、怖がったりするような視線や態度も避けなければなりません。

その上で、子供が意思決定したり、意見を述べたりできる場面を作ることも大切です。子供に、

  • 「あなたはどうしたい?」
  • 「あなたは、これとこれ、どっちがいいと思う?」
  • 「あなたはどうするべきだと思う?」

など、子供が意見を述べる場面を作ったり、選択肢を与えたりしましょう

子供の感情を理解し、受け止めることも大切です。

子供はまだ、感情をうまくコントロールできません。泣いたり怒ったり、感情的になってしまうこともあります。まずは、その気持ちに共感し、理解するよう努めましょう。そして、子供の話を聞き、

  • 「それは辛かったね」
  • 「怒っているんだね」

などの言葉をかけ、子供の気持ちを受け止めておげましょう。

子供を尊重する態度

子供の意見を大切に扱う態度を示す
普段から優しい態度で接し、子供が意見を言いやすい関係を作る
子供が意見を述べたり、意思決定したりする場面を作る
感情を理解し、受け止める

尊重してはいけないこと

いくら「子供を尊重すべき」と言っても、尊重してはいけないこともあります。

  • 自分や他人を傷つけるようなこと:自傷行為、他者への暴力・暴言、いじめ、差別的発言・行為など
  • 安全や健康に関わること:医療や健康管理の拒否、不健康な食事など
  • 社会的な規範に反すること:飲酒、喫煙、犯罪、そのほか法律に違反すること、マナー違反など

などがそうです。

これらは、そもそも「してはいけないこと」です。これらのことを「してはいけない」と伝えることは、大切な教育です。

してはいけないことを「してはいけないことだ」と教えるために、親はどのように伝えることができるかも、合わせて考えてみましょう。

してはいけないことを伝える方法

理由を説明する

子供にしてはいけないことについて、なぜしてはいけないのか、理由をきちんと説明しましょう。理由を説明するときは、穏やかな口調で、でも真剣に伝えることが必要です。

子供が、そのことについて質問してきた場合は、きちんと答えてあげることで、子供の理解を深めることができます。子供は、一度の説明では理解しきれないこともありますが、そのような場合も、繰り返し説明することが大切です。

強い口調や非難するような言葉を使うことは望ましくありません。子供は、怖がったり、萎縮したり、あるいは攻撃されたと思い反発したりすると、冷静に話を聞くことができなくなる可能性があり、そうすると、してはいけない理由がきちんと理解できません。

どうすれば良いのか、例をあげる

子供が、してはいけないことをしてしまったとき、なぜそれがいけないことなのか説明した上で、どうするとよいのか良い行動の例をあげることも有効です。

例えば、友達を傷つけるようなことを言ってしまった場合、友達にその言葉がどんな影響を与えるのか、また、どのように言えば、友達を傷つけずに済むのかなどを、子供と一緒に考え、良い行動の例をあげてみましょう。

大人が模範となる

子供にしてはいけないことを教える場合、大人も、その行動をしないようにすることが大切です。子供は、大人の行動をよく見ているので、してはいけないことを大人がしていると、真似してしまう可能性があります。

これは、なかなか難しいこともあるかもしれませんが、とても大切なことだと思います。子供にどんなことを教えたいのか、自分と向き合うことで、確かめていくことも重要です。

子供の意見や望むことが、親の価値観と異なる場合

子供の意見や子供が望んでいることが、親の価値観に合わず、困ってしまうこともあるかもしれません。というか、あると思います。親子といえども違う人間です。違う意見を持っていることも、違う価値観を得ることもあるでしょう。

もしそのような場面で、「どうするべきか?」と大人が悩んだ場合のことを考えてみたいと思います。

子供を尊重しつつ、親の意見を述べる

意見の食い違いは起こります。子供の意見を尊重していればなおのこと、そういう場面には出くわすと思います。

そのような場面に遭遇した場合でも、子供の意見は尊重する態度を取ることが望ましいです。でも、親である自分の意見も尊重しましょう。つまり、どちらの意見も尊重するのです。

大切なのは、子供の自己肯定感を高めることです。ですので、子供の意見を大事に扱うことを心がけ、子供の話をよく聞いてあげましょう。

その上で、親も自分の意見として、

  • 「私はこう思っているよ」
  • 「私はこう考えているんだよ」

と、伝えます。そして、一緒に解決策を考えるのが望ましいです。

二人の人間が違う意見を交換し、理解し合うように努力し、一緒に解決策を考える

子供にとって、このような親の態度を経験することは、とても重要なことです。それは、自分の意見を大切にしつつも、他者のことも大切にするという、これから生きていく上で、とても大切なのですから。

もし、子供の意見と親である自分の意見が違った場合は、ぜひ話し合ってみてください。簡単なことではないかもしれませんが、子供にとって、さまざまな学びになるとともに、親にとっても、素晴らしい経験になるはずです。

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この記事を書いた人

経験年数18年の作業療法士。3人の母親。親としての自分や自分の子育てに自信が持てず、悩みを抱えていたが、自分に向き合うことで、自分らしく子育てできるようになる。今は、自分らしい子育てのために、親が自分自身と向き合うことの大切さを伝えるために、情報発信中。

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